ソウル市への海外直接投資 昨年は過去最高を大幅更新

【ソウル聯合ニュース】ソウル市は5日、昨年の国外からの直接投資(FDI)が84億8900万ドル(約1兆115億円)を記録し、前年(54億8800万ドル)より54.7%増加したと明らかにした。過去最高だった2005年の71億6300万ドルを大きく上回った。

 昨年の韓国全体のFDIは204億3000万ドルで、そのうちの41.6%がソウルに集中した。

 中国資本による韓国企業の買収などで、中国からの投資が前年比2138%増加した。

 M&A(合併・買収)関連投資は173.9%増加したが、工場や事業所設置のための投資は3.7%の増加にとどまった。

 ソウル市はFDI増加を目指し昨年、中国をはじめとする海外で9回にわたり投資説明会を開催。八つの企業・機関と投資誘致協力に向けた了解覚書(MOU)を締結するなど、マーケティング活動を強化している。

 今年も経済効果が大きい金融やバイオ分野などへの投資を誘致するため産業別に専門チームを運営し、中国企業を招いての投資説明会を開催する予定だ。

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