ヤクルト・成瀬善久投手(30)が5日、移籍2年目の巻き返しを誓った。クラブハウス開きから早速練習に訪れ、「去年はふがいない成績だったが、今季は周囲に安心してもらえる結果を残す。1年間ローテを外れずまずは2桁勝つ」と、意気込んだ。
FA権を行使し3年6億円の大型契約でロッテから移籍した昨年は、自己ワーストの3勝8敗と不本意な成績に終わった。昨季開幕前、プロ通算90勝で、2桁勝てば節目の100勝に到達するはずだったが、その目標も積み残し。悔いの残る1年になった。
チームの優勝旅行にも参加できなかった。1軍登録数不足により参加条件を満たせなかったからだ。ベテランながら秋季キャンプに召集され、ここで毎日ブルペン入り。12月はみっちりトレーニングに費やした。「2月1日にブルペンで投げられるように合わせていく」。春季キャンプ初日からアピールするつもりだ。 (竹村和佳子)
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