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【プロ野球】

金本監督サバイバル宣言 私情は抜き

2016年1月6日 紙面から

阪神の年賀式で笑顔がはじける金本監督、左は四藤球団社長=甲子園で(飯室逸平撮影)

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 阪神・金本知憲監督(47)が5日、春季キャンプの1、2軍選定を完全実力主義で行う方針を打ち出した。新戦力を見極めるための若手中心キャンプを否定したうえで、私情抜きのサバイバルを予告した。

 故郷広島で新しい年を迎え、気持ち新たに職場へ戻ってきた。「きょうを境にキャンプに向けて気持ちは変わってきている」。正月ムードはとっくに吹き飛び、視線は既にひと月先だ。

 「キャンプでの入れ替えはありますよ、絶対。1軍に選んだ人間が期待通りやってくれて入れ替えをしないのが一番ですけど、やはりファームにも活性化というか…こちらが心痛いくらいの1、2軍入れ替えはある。かわいそうだけど、2軍へ行ってくれ!みたいな。悩ませてほしい」

 2月1日から宜野座、安芸に分かれてサバイバルが始まる。全コーチ陣によるスタッフ会議で振り分けを行うが、就任時公約に掲げた「勝ちながら再建」を目指すなら新戦力の底上げは急務。若い力を見極める時間も貴重だが、「(1軍キャンプを)若手中心でという気持ちはない」と明言。力のある者を1軍へ。あくまで実力主義がベースになると予告した。

 「少しでも差があるなら力が上の者を選ぶけど、同じポジションで力が五分五分ならやる気に満ちているほうを選びたくなる」。行間に「覇気の大切さ」を含むが、裏返せば実力に勝る基準はないということだ。私情を捨て2・1をチームのスローガン「超変革」の幕開けにする。 (吉田風)

 

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