グアム自主トレに出発する巨人の(左から)村田、坂本、和田、岡本、実松、長野=成田空港で(園田佳子撮影)
|
 |
巨人・村田修一内野手(35)が5日、グアム自主トレのために成田空港から出発した。昨年までの沖縄とは場所を変え、巨人移籍後初めて、坂本、長野らと一緒にグアムで合同トレを行う。
「場所を変えて心機一転やりたい」。昨季は屈辱の1年。開幕からずっと調子が上がらず、12本塁打はプロでワーストタイ、39打点もプロ2年目だった2004年の38打点に次ぐワースト2番目。故障で2度の離脱もあり、移籍4年目で初めて規定打席に到達しなかった。
「去年、散々な思いをしたので今年はいい思いをしたいですね」
去年の悔しさを晴らそうと気合十分だが、もう一つ、グアムで村田を燃えさせる理由がある。岡本の存在だ。三塁を争うプロ2年目、高橋新監督が大きな期待を寄せる男が、この坂本・長野組に同行する。形の上では、事実上のポジション争いのゴングが、早くもグアムで鳴るのだ。
「まあ若い選手も、坂本も長野もいますし、いい自主トレができればいいかな。いいコミュニケーションが取れればいい」
余裕のコメントを発した一方、熱い胸の内ものぞかせた。「日本一はもちろん取りたいですけど、レギュラーとして1年出ることを目標として始動していきたい」。岡本にやすやすとポジションを譲る気はない。 (園田佳子)
この記事を印刷する