伊藤あずさ
2016年1月6日16時46分
2020年東京五輪・パラリンピックに向けてユニバーサルデザイン(UD)のタクシーを増やそうと、東京都が新規購入する事業者に1台あたり60万円を補助する事業を始める。新年度の当初予算案に61億円を計上し、5年間で都内のタクシー約5万台の2割にあたる1万台の普及をめざす。
UDタクシーは、スロープやリフトを備えたワゴンタイプの車両で、足腰の弱いお年寄りや障害者が利用しやすい。
補助の対象は、車いすのまま乗車できるハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車の3種類。国土交通省もUDタクシーに同額を補助しているが、都は環境性能の高い車両に限定する。国の補助制度との併用も可能という。都によると、ハイブリッド車のUDタクシーは約330万円。
国交省や都などの説明では、UDタクシーは昨年3月末現在、全国で690台走っている。このうち都内を走るのは約50台。すべてガソリン車という。(伊藤あずさ)
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