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“水爆実験” 専門家「監視難しくなる」と懸念
1月6日 18時00分

防衛省防衛研究所の元統括研究官で、拓殖大学大学院の武貞秀士特任教授は、北朝鮮が実験に成功したとする水爆について、「生産が容易になる一方、原子炉など稼働させる必要がないため監視が難しくなる」と懸念を示しました。
武貞秀士特任教授は北朝鮮が実験に成功したとする水爆について、「原爆と比べて大量の電力や原子炉を必要としないため生産が容易になる一方で、原爆の100倍から1000倍の威力がある。その一方で、熱を発する原子炉や大量の遠心分離機を稼働させる必要がないため、衛星画像での監視が難しくなる」と懸念を示しました。
そのうえで、「朝鮮中央テレビの発表は多くの部分でアメリカに言及していて、アメリカを強く意識したものだ。威力が強い水爆を本土まで到達させられる力を誇示ことで、核兵器を保有するアメリカと対等の立場にあると示し、朝鮮半島や日本からアメリカ軍を撤退させることがねらいではないか」と指摘しました。そして、「従来の日米同盟に揺さぶりをかけることになり、日本への脅威は高まることになる」と述べました。

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