「ノートは不正防ぐ いい方法」 山中教授、国会で
(2014年4月5日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】
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鉛筆使わず、日付を明確に
「ノートの記録は研究不正を防ぐものすごくいい方法」。京都大の山中伸弥教授が4日、新しい医療研究開発の関連法案を審査する衆議院内閣委員会に参考人として臨み、こう述べた。
STAP細胞論文をめぐる不正疑惑では、小保方晴子氏(30)の実験ノートが3年間で2冊しかないなど記録が不十分だったため、理化学研究所の調査委員会の検証に支障が出た。
山中教授は10年ほど前から、発明日を重視する当時の米国の特許の仕組みを念頭に、全ての学生に実験ノートのつけ方を指導していると説明。「その後、仕組みは変わったが、ノートは研究不正を防ぐいい方法と気づいて続けている」と話した。
書き換えが可能な鉛筆は使わない、日付を明確に書く、第三者のチェックを受ける、といった注意点を挙げ「ちょっとしか書かない人、汚い人には指導している」と明かした。
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