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核実験には国際的な監視の仕組み
1月6日 11時41分

核実験については、CTBT=包括的核実験禁止条約に基づく国際的な監視の仕組みがあります。
具体的には、爆発によって発生する地震波、海中を伝わる音波、大気の微妙な振動、大気中に放出された放射性物質の4種類のデータを世界各国に整備された施設で24時間態勢で監視しています。
日本には、このうち地震波を観測する施設が長野市松代町など6か所、大気の振動を監視する施設が千葉県いすみ市に1か所、そして、放射性物質の監視施設が、群馬県高崎市と沖縄県恩納村、茨城県東海村に3か所あります。
また、核実験が行われた場合、政府は放射能対策連絡会議を設置し、日本に放射性物質が飛来していないかどうか、監視することになっています。
具体的には、全国に設置されている放射線を計測するモニタリングポストのデータや大気中のちりや雨などを採取し核実験に由来する放射性物質が含まれていないかなどを調べます。
緊急の観測は、北朝鮮が地下核実験を行った3年前の平成25年と、7年前の平成21年、それに10年前の平成18年にも行われ、その際には、異常な値は検出されませんでした。

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