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「温泉バナナ」で地域おこし 群馬・猿ケ京、排水の熱利用

2016/1/6 1:33
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 群馬県みなかみ町の猿ケ京温泉で、温泉排水の熱を利用してバナナを栽培する試みが始まっている。地域おこしを目的に建設コンサルタント会社や大学などが地元住民と連携。将来的に「温泉バナナ」として売り出そうと試行錯誤が続く。

 猿ケ京温泉の一画にある畑には、バナナ用の木造のビニールハウス1棟が立ち、本格的な栽培に向けた準備が進む。ハウスには近くの温泉施設から約37度の温泉排水が引かれ、木くずを燃料とするバイオマスボイラーなどを使い、地中加温も施されている。室内は汗ばむような暖かさだ。

 みなかみ町によると、猿ケ京温泉の客数は2006年度には24万人を超えていたが、その後は減少傾向で、14年度は約19万8千人だった。温泉を生かし、新たな観光の目玉をつくろうと企業や大学が研究会を立ち上げ、15年2月から活動をスタートさせた。

 「農業の専門家が考えないような意外性のあることをやりたかった」と研究会代表の川鍋正規さん(60)。ほかのパイプハウス2棟では地中加温でバナナの他、イチゴやキュウリなども栽培している。「なるべく利益の高くなるような作物を選んだ。観光業とも連携し、収穫体験とハイキングを組み合わせた企画などもしたい」と意気込む。

 研究会は農林水産省から受けた補助金で3月まで試験栽培し、その後も取り組みを続ける予定だ。畑の所有者で民宿経営、田村和寿さん(52)は「これまで冬に野菜や果物を作っていなかった。スキー客などが買ってくれるようになれば」と期待を寄せた。〔共同〕

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