価格サイトを見ていると、発売後1年近く経とうとしているレッツノートRZ4の一部の機種が値ごろになりつつある。現在の住居から徒歩数メートルの所にATMがあるので、現金はすぐ用意できる。発注しようと思えば容易であり、かなり迷っている。
ただ、現在のところ発注を躊躇している。最大の理由は今すぐ必要でないということだ。2台体制なので片方故障してももう片方が使える。頻繁にPCを持ち運ぶ用事も無い。多少我慢してサブ機を持っていけばよい。また、入れ替え後のPCで使用するソフトについて、まだリストアップしていない。これは実行しようと思えば即時できそうだが、現在メインとサブのPCで使用しているソフトと同じものを導入後にすぐインストールできるように一か所に整理しておきたい。
また、windows10の問題がある。RZ4についてはwindows10対応をうたっているが、ネットのレビューを見ると不具合が起こっているようだ。あいにく、そこまで悠長にPCを調整しているだけの余裕が無いので、忙しい中で使う必要のあるPCが不具合というのは困る。CPUのSkylake世代は求めないので、せめてwindows10が正常に動作することが確実なプリインストールモデルを待った方がよさそうである。
メモリの容量の問題もある。現在のメインPCにwindows10を数日導入していたわけだが、メモリの使用量が上がっていた。だから、現行機種の4GBは必ずしも十分な容量ではないと思う。今後の後継機種がwindows10にどのように対応するのかは後継機種の発表があるまでは不明であるが、せめて8GBが店頭販売モデルの選択肢に入ってくれればと期待している。J10の後継が出てくれれば尚更ありがたい。
夏の神戸工場の社会見学の中でRZ4のカラーキーボードがお披露目されたということなので、2015年秋冬モデルについては当面RZ4として製品がつくられ、大がかりにモデルチェンジした新製品「CF-RZ5」のような変化は出ないと思うが、発売当初に目標台数500万台を掲げていたり、かつてのPowerbook170の「ベネトン」ばりにお堅い雰囲気から親しみやすい雰囲気まで醸して広く販売したい模様なので、ロングセラーになるように高スペックを求めていく声には応えていくのではないだろうか。
ちなみに、Powerbook170の名前を出したが、レッツノートRZ4はカラーリング以外にも似た特徴を備えている。それは、本体を傾けてキーボードを打鍵しやすくするための工夫だ。Powerbookではダイヤル型で足が立つようになっていたが、RZ4ではヒンジ部分のゴム足が回転してキーボードに傾斜を作れるようになっているようだ。本体が傾く機構はwindows95世代の富士通のFMVの底面にもついていたが、最近のPCには装備されておらず、底面に使っていない鉛筆をかませて傾けて使うとか、市販の冷却台に乗せるとか、対応に苦慮しているユーザーもいるのではないだろうか。20年近く続いているブランドだけあって、レッツノートの開発者は密かに細かな需要に応えている。