富士急、元JR東海371系を「水戸岡デザイン」に…新型特急今春登場
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富士急行は、かつて小田急電鉄でJR東海の御殿場線乗入れ特急『あさぎり』などに使用されたロマンスカー20000形「RSE」を改造した『フジサン特急』8000系を2014年に導入しており、今回の新型特急登場で『あさぎり』として活躍した小田急とJR東海の特急電車が富士急線上で再び「競演」することになる。
新型特急の導入は同社の創立90周年事業の一環。7両編成の371系を3両に減らし、外観は塗装を大幅に変更しているほか、内装は木を活かした空間に改装。車内では「オンリーワンのスイーツやドリンクを提供し、ゆったりとしたホテルのような空間」を演出するという。
『富士山ビュー特急』の運行区間は大月~河口湖間の全線で、途中の停車駅は都留文科大学前・富士山・富士急ハイランドとなる。運行開始日など詳細は後日改めて発表するという。
同線では、元JR東日本のジョイフルトレイン『パノラマエクスプレスアルプス』を改造して2002年に導入した『フジサン特急』2000系が今年2月で引退する予定で、新型車は同車に代わる新たな特急車両となる。
371系は1991年、JR東海の特急形電車として登場。7両編成1本のみ製造され、小田急線とJR御殿場線の直通特急『あさぎり』に使用された。2012年3月には『あさぎり』での定期運用を終了し、その後はJR東海の臨時列車で使われていたが、2014年11月末に臨時列車での運用も終了。同年12月に富士急が購入を発表していた。
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