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(発行=10.02.24)
恥さらす邪宗門の「大日蓮出版」
世間に通用しない日蓮正宗のパンフ、小冊子
注目集める松岡幹夫氏の「法華経の社会哲学」
僧籍を離れた花野充道博士が同人誌「法華仏教研究」の創刊号で指摘したよ
うに、宗門の出版物が神田の老舗古書店に置かれただけで大喜びするほど、世
間の権威にコンプレックスを持つ集団が日蓮正宗である。
同博士は「世間の学問を否定して、独善的な閉鎖主義をとっていながら、日
蓮正宗の本を古書店の東陽堂が置いてくれた、と言って喜んでいる」「そんな
ことで喜ぶくらいなら、全国の書店に並ぶほどの本を書ける(世間に通用する)
人材をどうして育成しようとしないのか」と、宗門の泣き所を鋭く突いていた。
そんな日蓮正宗が平成十八年六月、本山の片隅のプレハブ小屋のような場所
に株式会社「大日蓮出版」を立ち上げた。そして、何を勘違いしたのか、公共
の出版物とするに値しないばかりか、古書店にも置いてくれそうもない素人丸
出しの低劣な教義書や粗末な写真集、パンフレットの類を全国の一般書店に流
通させ、世間で物笑いの種になっているから滑稽だ。
例えば、ニセ法主2世・日如の空疎な話をまとめた『折伏要文』という本の
売り込み文句には「この御講義で、御法主上人は、折伏の重要性と功徳の大き
さについて、懇切丁寧に御指南されております」とある。
こんな意味不明の文句を一般人に伝えて、一体、何の意味があるのか。実数
は数万人程度の法華講員以外、手にすら取る者もいない。
そもそもパンフレットが一部十円、小冊子一冊百円など、明らかに信者向け
の価格で販売されている。
つまり、本来は公共的な一般書店の棚に、耳慣れない名前の零細教団が身内に
だけ通じる怪しげな出版物を置き、一般購買者に迷惑がられているのである。
さらに日蓮正宗は、かつて改革同盟の松岡幹夫(雄茂)氏から痛烈に邪義を
破折された時に、シドロモドロになって反論した稚拙な小冊子類まで一般に流
通させるという、驚くべき恥を晒している。
松岡氏の整然たる主張に「邪論」「愚問」等々と吠えまくり、「汝」などと
上から目線で物を言う日蓮正宗の時代錯誤に、高名な哲学者の某教授は「これ
は話にならない。品の無さだけで、まともな宗教の本ではないと分かる」と切
り捨てたという。
一方の松岡氏は先日、新著『法華経の社会哲学』(論創社)を出版(写真)、
注目されている。各大学等での講演を収めて、「活の法門」と呼ばれる法華経
の精髄が「自由自在」「すべてを生かす力」にあると述べている。法華経の現
代的意義を論じ、創価学会の池田名誉会長の哲学もわかりやすく解説した良書
である。
この本と大日蓮出版のカルト書を読み比べてみれば、どちらが仏教の真実を
語っているか、一目瞭然である。
法華経の社会哲学
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