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英国の食料自給率(しょくりょうじきゅうりつ)が向上した理由をおしえてください。

質問者:小学生

こたえ

平成13年度の日本の食料自給率(カロリーベース)は40%で、主要先進国で最低の水準にあります。2000年の食料自給率では、イギリス74%、フランス132%、アメリカ125%、オーストラリア280%となっており、OECD(経済協力開発機構(けいざいきょうりょくかいはつきこう))加盟(かめい)の30か国中、日本は29位となっています。山岳地(さんがくち)が少なく国土の約7割を農用地面積が占めるイギリスが約30年間で食料自給率を25%向上させた理由は、

  1. 2度の世界大戦で深刻な食料不足に陥った(おちいった)経験から、英国民の間に「食料は国内生産でまかなうことが重要」との認識(にんしき)が醸成(じょうせい)され、これに基づいた農業施策が推進されてきたこと。
  2. イギリスの気候風土の中で長い年月をかけて育(はぐく)まれた食生活に著(いちじる)しい変化がなかったことは、ライフスタイルの多様化等から食生活が大きく変化し、気候風土に適したコメの消費が減少した我が国の場合と異なること。
  3. イギリスの気候風土に適した農産物である小麦の増産により、穀物(こくもつ)自給率(飼料用を含む)が大幅に向上し、100%を上回る水準に達するまでになったこと等の要因があります。

平成15年8月にお答えしました。

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消費・安全局消費者情報官消費者の部屋
ダイヤルイン:03-3591-6529

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