欧州株価 値上がりも小幅にとどまる

1月6日 4時14分

５日のヨーロッパの主な株式市場では、前日に株価が大きく値下がりしたことから買い戻しの動きが出て、株価は値上がりしましたが、中国経済や中東情勢の先行きへの不透明感もあって、値上がりは小幅なものにとどまりました。

５日のヨーロッパの主な株式市場では、前日に株価が急落した中国・上海市場で、この日の株価の下落が小幅だったことから、取り引き開始直後は値下がりした銘柄を買い戻す動きが広がりました。
しかしその後、中国経済や中東情勢の先行きへの不透明感から売り注文も出て、売り買いが交錯する展開となりました。
この結果、主な市場の株価指数は前の日の終値と比べて、ロンドン市場で０．７％余りの上昇となったほか、パリ市場で０．３％余り、フランクフルト市場でも０．２％
余り上昇し、各市場で株価の下落に歯止めはかかったものの、値上がりは小幅なものにとどまりました。
市場関係者は「前日に株価が大きく値下がりした反動で買い戻しの動きも出たが、投資家の間ではとりわけ上海市場への警戒感が根強く、前日の下げ幅を取り戻すには至らなかった」と話しています。