ウィーン=喜田尚
2016年1月6日00時18分
ロイター通信によると、トルコ西部のエーゲ海沿岸で5日、欧州を目指した難民や移民とみられる計34人の遺体が見つかった。対岸にギリシャ・レスボス島を望む離れた2カ所で見つかっており、トルコから同島に向かった2隻以上のボートが相次いで転覆したとみられる。死者のうち少なくとも7人は子供という。
新年に入ってトルコ沖では現場より南のギリシャ・サモス島付近で2日に2歳の男の子が遺体で見つかり、3日にはレスボス島近くでボートが座礁。ヘリコプターで引き上げられるなどして57人がトルコの沿岸警備隊に救助された。
トルコから密航業者のボートでギリシャの島に渡る難民や移民は、気象状況が厳しくなった年末・年始も続き、AFP通信によると12月下旬には3日連続で計40人以上が死亡した。(ウィーン=喜田尚)
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朝日新聞国際報道部
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