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慰安婦問題 日韓合意 韓国で賛否巡り議論1月5日 20時30分
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慰安婦問題に関する日本と韓国の合意を巡り、韓国では5日、賛成と反対、双方の立場から専門家らが討論会やシンポジウムを開き、賛否を巡る議論が活発になっています。
このうち、日韓の合意に反対する立場の弁護士や元慰安婦の支援団体はソウルにある国会議員会館で討論会を開き、およそ200人が集まりました。
この中で、参加者の1人は「被害者不在の合意は受け入れられない」と述べ、日本政府に対し、元慰安婦の女性たちが求めている法的責任を認めるべきだと主張しました。
また、日本大使館の前に慰安婦を象徴する少女像を設置した支援団体の代表は、安倍総理大臣がパク・クネ(朴槿恵)大統領に電話でおわびと反省の気持ちを表明したことについて、不十分だと主張するとともに、韓国政府に対し合意を撤回して再交渉するよう求める運動を展開する考えを明らかにしました。
一方、外交の専門家などおよそ120人が参加して開かれたシンポジウムでは、講演した大学教授が「日本政府が事実上、法的責任を認めたと解釈する余地がある」と述べ、今回の合意を評価しました。
また、別の参加者は「合意にはもの足りない面があるが、結果的に両国の利益になる歴史的な決断だ」としたうえで、関係改善につなげるべきだと指摘しました。
このほか、パク大統領が直接、元慰安婦の女性たちに交渉経緯や合意内容を説明するといった努力も必要だとの意見が出されるなど、合意の賛否を巡る韓国国内の議論が活発になっています。
この中で、参加者の1人は「被害者不在の合意は受け入れられない」と述べ、日本政府に対し、元慰安婦の女性たちが求めている法的責任を認めるべきだと主張しました。
また、日本大使館の前に慰安婦を象徴する少女像を設置した支援団体の代表は、安倍総理大臣がパク・クネ(朴槿恵)大統領に電話でおわびと反省の気持ちを表明したことについて、不十分だと主張するとともに、韓国政府に対し合意を撤回して再交渉するよう求める運動を展開する考えを明らかにしました。
一方、外交の専門家などおよそ120人が参加して開かれたシンポジウムでは、講演した大学教授が「日本政府が事実上、法的責任を認めたと解釈する余地がある」と述べ、今回の合意を評価しました。
また、別の参加者は「合意にはもの足りない面があるが、結果的に両国の利益になる歴史的な決断だ」としたうえで、関係改善につなげるべきだと指摘しました。
このほか、パク大統領が直接、元慰安婦の女性たちに交渉経緯や合意内容を説明するといった努力も必要だとの意見が出されるなど、合意の賛否を巡る韓国国内の議論が活発になっています。