僕のもとにブログを見てくれたある学生からメールが来ました。
「私は将来ピクサーで働きたい学生なのですが、
単刀直入に聞くんですが、
ふむふむ。。わかりました。
ピクサーどころか日本でもだいぶ下のほうにいると自負しているCGデザイナーの僕がお答えしましょう!!
アメリカの大学に進学する
一番始めに考えつくのはアメリカの大学に進学することです。
恐らく最も可能性が高いのではないでしょうか。
ピクサーでどんな仕事がしたいかにもよりますが、アニメーターを目指すならばアカデミーオブアートという学校にはピクサークラスというのがあって、ピクサー現役アニメーターによって行われるクラスがあるということなので就職にも多少強いかもしれません。
詳しくは日本人でアカデミーオブアート卒業生のヨーヘーさんのブログに書かれています。そのほかにも参考になること盛りだくさんですし、アニメーター志望なら必見だと思います→ANITOON!
ヨーヘーさんはAnitoonAcademiaというオンライン授業もされてるので、ピクサーやディズニーのようなトゥーンアニメーションの基礎を安価で学ぶには最適ではないでしょうか。
http://www.anitoonacademia.com/
ちなみにピクサーで募集している職種や条件などは公式サイトのCareersで確認できます。
yahoo!知恵袋でアドバイスをなさってるかたもいますので参考になさってください
年間500万円以上もかかるということです。。
日本で腕を磨いて海外へ行く
金銭的に考えると現実的なのはこの方法でしょうか。
高校卒業までとにかく英語と美術の勉強をしてCGの専門学校や美大へ行く。
学校を卒業→渡米してどこかのアニメスタジオで働く→ピクサー就職。
もしくは専門学校を卒業→日本の映像制作会社で働く→ピクサー就職。
もちろん英語の勉強は続けたほうがいいでしょうね。
スペシャリストを目指す
ピクサー作品を見て「あんな作品を作りたい!」とか「働きたい!」と思うかもしれませんが、大きな会社はそれだけ作業が細かく分かれています。
CGアニメの作業工程についてはこちらでざっくりと解説しています
クオリティの高い自主制作アニメをつくってyoutubeにアップするのもいいですが、もしかしたら「アニメーター志望ならアニメーションだけ」「モデラー志望ならモデリングだけ」というようにひとつのスキルに特化するのもありかもしれませんね。
こちらのDVDでもディズニーの制作の進め方が見る事ができます。
魔法の映画はこうして生まれる/ジョン・ラセターとディズニー・アニメーション [DVD]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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もしかしたら誰かがyoutubeに動画をアップしてるかもしれません(ぼそ)
自分がピクサーで何をしたいのかよーく考えましょう。
そもそもピクサーいかない
ピクサーの作品を見てピクサーを目指すのはわかりますが、今では日本でも「ピクサーがなんぼのもんじゃい!」とばかりにオリジナルアニメを作ってる会社もたくさんあるので、そういうところで働くのもいいんじゃない?
映像制作会社の求人やホームページでどんなことやってるのか1度見てみてはどうでしょ。
「俺がこの会社を日本のピクサーにしてみせる!」みたいな感じもいいんでない?
海外で働く日本人の方々を参考にする
実際に海外で働く人のインタビュー記事も参考にどうぞ★
まとめ
色々書きましたが、ピクサーで働く方法なんてものはなく、自分で道をつくり勝ち取るしかないでしょう。。世界中の英語ぺらぺらの天才アーティストたちが目指すあまりにも狭き門ですが。。
しがないCGデザイナーの僕が言えることは「そもそもCGのお仕事につくだけの適性と覚悟が自分にホントにあるのかしっかり見極めましょう」ってことくらいです。
「思ってたのと違う」ってなることはよーくあります。
地味な作業、全然クリエイティブじゃない作業、頭を使いまくる作業、「誰が見んねんそんなとこ」って作業などCGの仕事はけっこう大変なことも多いです。
例えば僕が通ったCGスクールでは20人いたのに卒業する頃には半分になっていました。就職したのは僕ひとりだけです。
それでも目指すというなら。。。
もうなにも言わねぇ。
行ってこい。
もしピクサーに就職できたら、連絡くれよな。
あと、自主制作アニメも見てってくれよな↓
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