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短編ぶっこみ匣

こくはくにっき

作者:赤城千
告白日記





☆月一日
私はA先輩に告白した。
「先輩、愛しています」
すると先輩は微笑んだ。
「うん、僕も君の事、世界で七十億番目に愛してる」
七十億番目でも『愛してる』先輩は凄いなと思った。

☆月二日
私はZ先輩に告白した。
「先輩の事、世界で七十億番目に嫌いです」
もちろん先輩は怒った。
「ああ、俺もお前の事、世界一嫌いだ」
私は先輩の『世界一』になれたことが嬉しかった。



☆月三日
私はM先輩に告白した。
「先輩の事、世界で七十億番目に愛して世界一嫌いです」
だが、先輩は無表情だった。
「ええ、私も貴女の事、貴女がそう言う内は世界で七十億番目に愛して世界一嫌いですが、それ以降は世界で七十億番目に嫌いで世界一愛します」
よく分からなかった。

☆月四日
私は名無しの先輩に告白した。
「先輩の事、世界で七十億番目に愛して世界一嫌いですが、それ以降は世界で七十億番目に嫌いで世界一愛します」
だから先輩は泣いた。
「君の事、君は関係なく好きだ」
愚かな人だと呆れた。

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