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サウジ国連大使「テロリストを合法的に処刑」1月5日 13時45分
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サウジアラビアが国内のイスラム教シーア派の指導者らを処刑したことをきっかけにシーア派の大国のイランとの間で緊張が高まり、宗派対立が激化することが懸念されるなか、サウジアラビアの国連大使は「テロリストを合法的に処刑したもので宗派間の対立をあおるものではない」として処刑を正当化しました。
ニューヨークの国連本部で4日、報道陣の取材に応じたサウジアラビアのムアリミ国連大使は、サウジアラビアでイスラム教シーア派の指導者を含む47人が処刑されたことについて、「合法的な裁判に基づいて処刑されたもので、死刑囚の大半はスンニ派でもあり、宗派間の対立をあおるものではない。テロリストの処刑は、欧米の有志連合が空爆で過激派組織のメンバーを殺害するのと何ら変わらない」と述べ、処刑を正当化しました。
また、イランにあるサウジアラビア大使館が襲撃されたのを受け、サウジアラビアがイランとの外交関係を断絶したことについて、「イランがわが国の内政問題への干渉を控えるようになれば、関係はいつでも修復できる。イランの敵対的な姿勢がわれわれにこうした措置をとらせているだけだ」と述べ、責任はあくまでもイラン側にあると批判しました。そして今月下旬にスイスで予定されているシリアの和平協議を巡っては、イラン側の姿勢を問わずサウジアラビアとして参加する意向を示し、国際社会と協力してシリア情勢の打開にあたる姿勢を強調しました。
また、イランにあるサウジアラビア大使館が襲撃されたのを受け、サウジアラビアがイランとの外交関係を断絶したことについて、「イランがわが国の内政問題への干渉を控えるようになれば、関係はいつでも修復できる。イランの敵対的な姿勢がわれわれにこうした措置をとらせているだけだ」と述べ、責任はあくまでもイラン側にあると批判しました。そして今月下旬にスイスで予定されているシリアの和平協議を巡っては、イラン側の姿勢を問わずサウジアラビアとして参加する意向を示し、国際社会と協力してシリア情勢の打開にあたる姿勢を強調しました。