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 「カタリナ彗星(すいせい)」の一つとみられる写真を4日未明、大分県宇佐市のアマチュア天文家、渡辺一司さん(57)が撮影した。尾の角度が開き、星雲のように広がって見えたという。

 国立天文台によると、この彗星は2013年に発見された。17日ごろ地球に最接近する。肉眼では見えにくいが、明け方の東の空で2月上旬まで観測できる。

 渡辺さんは昨年末からデジタルカメラで撮影を続け、今年も元日から挑戦。雲や月明かり、朝もやなどに阻まれたが、4日午前5時15分ごろ成功した。「この彗星は周回軌道ではないので、二度と戻ってこない。一期一会です」