辰吉Ｊｒ寿以輝　年初の誓い　全勝でＡ級昇格

ジム開きでポーズをとる（左から）辰吉、ジム同僚の池水、中沢、吉井会長 Photo By スポニチ

　プロボクシングの“浪速のジョー２世”辰吉寿以輝（じゅいき、１９＝大阪帝拳）が大阪市内のジムで始動した。５４・４キロ契約だった先月１９日のデビュー３連勝後はゆっくり過ごしたようで体重は６４キロに。吉井寛会長から「リバウンド王やな」とツッコミを入れられ「たらふく食べて、けっこう重め」と苦笑い。早速、サンドバッグやミット打ちで汗を流した。

　１６年の目標は「とりあえず全勝で」と簡潔だ。理由がある。友人と京都の清水寺へ初詣に出掛け、おみくじで人生初の「凶」を引いた。「争い事は“負ける”と書いてました。それしか目に入らなかった」。勝負運がつくお守りをその場で購入し、おみくじを封印。「だから目標は全勝なんです」と自らの拳で運命を切り開く。

　あと１勝で６回戦に出場可能なＢ級に昇格。６回戦で２勝すれば８回戦以上に出場可能なＡ級に昇格する。今年は４〜５試合をこなす予定で、本人の目標通り３連勝なら秋頃にＡ級ライセンスを取得できる。