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小金井書房ブログ

本、興味深い情報を。

役者はみんな演技が上手い

所感

 

演技が下手な人がほとんどいない

普段何気なくテレビや映画を見ていると俳優、役者という人たちが演技をするのをよく見かけるわけですが、あらためて考えてみるとドラマや映画に出ている人ってみんな演技が上手いなあと思います。

演技をする人たちをけっこう注目して見ているのですが、私の印象では演技が下手だと感じたり違和感を覚えるようなことがほとんどないのです。

素人である私が自分の演技をする姿をリアルに想像してみると、あんなに上手くはできないと感じます。おそらく放送事故的な感じになるでしょう。

ドラマなどには演出家という人がいるので、やはりそういう方たちの役割も大きいのでしょうか。

俳優というのは演技することを仕事にしているプロですから上手いのは当然と言えばそうなのかもしれませんが、すごいと思うのは、本来演じることが本職ではないお笑い芸人やアイドルのような人たちがドラマや映画で演技をしても上手いという印象を受けることです。

例えば、お笑いトリオ「ネプチューン」の原田泰造氏の演技は凄みすら感じます。他にもお笑い芸人の人たちが映像作品で演技しているのを度々見かけますが、みなさん総じて上手い。

お笑いのコントというのも一種のフィクションを演じているものですから、お笑い芸人の人たちはみんな演技の素養があるのかもしれません。

アイドルとかジャニーズも演技が上手いですね。

SMAPの草彅氏は『世にも奇妙な物語』の「13番目の客」という短い作品で傲慢な若い社長を演じていましたが、その傲慢で感じの悪い様を卓越した演技力で演じていました。嵐の大野氏もドラマ「魔王」では普段テレビで見る彼とは完全に別人を見事に演じていました。

もちろん俳優さんたちを個々に見ると特に上手い人とかそうでもない人とかいるとは思うのですが、映像の世界で演技をしている人たちは総じてレベルが高い、すごいといつも感じるのです。

 

比較してみてわかるすごさ

けれども、テレビに出ている人みんなが演技が上手いと、下手な人がいなくて比較対象がないので、その演技の上手さが一般的には認識されにくい状況になっているのかもしれません。

とはいえ、そんな中でもごく稀に演技に違和感がある人を見かけることがあります。そういったものを見ると、やっぱり他の多くの演じている人たちはみんな本当は演技が上手かったんだと実感するのです。

その稀な例の一つとして、テレビドラマ『古畑任三郎』の犯人役で野球のイチロー選手が登場した時は、演技に違和感というか不自然さを感じました。もちろんこれはイチロー選手が悪いのではなく、演技のプロではない一般の人が演じたらああなるのが普通なのでしょう。

それから、松本人志氏もエッセイの中で指摘していましたが、とある時代物の日本映画で「あれっ?」という演技をしている役者さんがいました。

それなりにフィクションを見てきた中でも、私の場合は人の演技に「あれっ?」と感じたのはその2つくらいしか思い浮かびません。

だからやはり演技をしている人たちはすごいと思いますし、普段何気なく見ているものの中に実はプロフェッショナルなものが存在しているのだと、尊敬の念を抱くのです。

 

 

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