４人を逮捕　少年殺害疑い「殴られるのと川に飛び込むのとどっちがいいか」

　千葉県柏市の手賀川で同県我孫子市の会社員佐藤龍太さん（１７）が死亡した事件で、県警柏署は５日、佐藤さんを川に落として殺害したとして、殺人容疑で佐藤さんの同僚の会社員小島庸平容疑者（２２）＝我孫子市＝ら４人を逮捕した。

　柏署によると、逮捕されたのは小島容疑者のほか、同僚の少年（１９）と元同僚で自称会社員岡田潤太容疑者（２０）、岡田容疑者らの知人で自称無職渡辺真純容疑者（２１）＝いずれも我孫子市。

　小島容疑者は佐藤さんとの間に金銭トラブルがあったと供述しているが容疑を否認し、他の３人は容疑を認めている。

　４人の逮捕容疑は４日午前６時ごろ、共謀して柏市布瀬の手賀川に架かる橋の欄干から、佐藤さんを落として殺害した疑い。

　調べに、４人の一部は「殴られるのと川に飛び込むのとどっちがいいかと迫ったら、（佐藤さんが）自分で裸になり、欄干にぶら下がった」と供述。柏署は、４人が佐藤さんを無理やり落としたとみて調べている。

　４人は佐藤さんが川に落ちる約４時間前の４日午前２時ごろ、自宅にいた佐藤さんを小島容疑者の車で連れ出したとみられる。