意識高い学生でも純粋な意識高い学生になるべき。
学生時代というのはどの大学でも「意識高い系」というのが存在します。それはSNSなどにはまればはまる程多いと私は思っています。意識高い学生悪いとは言いませんが会社側の立場で言えば「そういうのじゃない」というのが本音です。
これは私の実体験なのですがあるパーティーに参加しました。本当に様々な企業のお偉いさんが集まるようなパーティーです。私もそこにお呼ばれして行ったのですが学生企業を経営している学生数人が参加していました。そちらは同じ近畿地方で活動していて学ぶ為に呼んだという事で話をしてあげて欲しいという事で紹介されたのですが、そこから衝撃でした。自分たちがいかに凄いか、自分の友人にはこんな人がいる。そんな話をしてきて「なるほど」と聞いていたのですが向こうも話を聞いてくれる大人がいなかったんでしょうね。ついに「あなたが望むのであれば入れてあげても良いですよ?」と言われて「あ、馬鹿にされているな」と思って聞いていたのですが後日から彼らを見る事がありませんでした。もう彼らを呼ぶ大人が存在しなくなってしまったのです。
学生のうちというのは何を学ぶにして何を実行するのも良いですが学生は学生。本を読んだ知識だけを話されても「っで君の強みは何?」となります。また意識高く純粋ならば良いのですが今の学生が企業で使いにくいという部分はネットなどの知識で変に染まっている所。新卒を雇う側のメリットというのは何も染まってない分自社のカラーに染まりやすいというのがメリットなのに学生からそれを潰すのは勿体ない。
私はどちらかと言えば学生時代はどちらかと言えば意識高い系でした。今思えば恥ずかしい話です。フリーランスになって1年目でそれに気づいて良かった。
「知識を詰め人脈を増やすのも良いが純粋であれ」これがまず一つ大事な事です。
学生時代は解らない事は何でも聞く、それが学生の仕事の一つ
これが私の一番学生に戻りたいと思う事の一つ。「解らない事があれば聞ける」という部分。学生の時というのは解らない部分があればどうしても友人に聞いてしまいますが、今思うと勿体ない事したなと思います。なぜなら大学にはその道のプロフェッショナルが沢山いるから。曖昧に聞かないで解らない事を徹底して聞くというのは大人になってから出来るかと言われると出来ないです。社会の基本原則は「見て覚え、行動して覚え」だから。先生の時間が取れないようでも、また後日聞けば良い。それくらい真剣に取り組めるのは学生のうちだけだと思います。学校に行き友人と遊ぶ事もとても大事ですが周りの先生に聞けるという時間も学生の時しか経験できない事なのでもし学生の方がいるのでればそれは是非有効活用して貰いたい。
聞く時間があれば遊びたい、バイトしたい年頃でも大人になると「あの時に色々聞いておけば良かった」と後悔してしまいます。年寄りみたいですが「学生の時に経験出来る事は学生だけ」なんですよね。当たり前ですが。これを知って貰いたい。
学生のうちに気づいて欲しい「常識」というのが無い事を。
私は常識という言葉が嫌いです。一般常識というのは守らなければなりません。「赤信号になれば止まる」守らなければならない常識ではなく個人の常識の話をしていきます。これは大人になっても気づかないまま過ごしている人が多いです。私は早く気づけた事でまだ幸せだったと思いますが、未だに気づけない人を見るとかわいそうとすら思います。アインシュタインがある言葉を残しています。
常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことを言う
育った環境により個人の常識というのは違います。価値観の違いというやつですね。海外の友人が出来るとよく解ります。日本人は食べ物を食べる時は手に器を持ちますがアメリカでは持ちません。海外の友人が「それうちの国では非常識だよ」と言っていたのを覚えています。国が違えば常識も変わるように人も違えば常識というのは変わるという事を知って貰いたい。これは学生の時に知っておくと何が良いのかと言えば今後の人生を上手に生きるコツと言ったら良いのでしょうか。育った環境で常識は変わるものだという事を常に頭の端っこに置いておくと自然と誰とでも仲良くなってしまいます。
最後に今を楽しもう!
学生時代にあって社会人に無いものというのは圧倒的に「時間」があるという事。学校の後にバイトしても社会人よりはある。始発で学校に行き終電で帰っていた時期が私にはありましたが、それでも時間がありました。時間があるからと言って勉強しろとは言いません。勉学や趣味を磨いても良いですが、それよりも遊ぶ事。これも大事です。学生時代の思い出、友人というのは一生続きます。これは宝です。別れる友人もいますが一生付き合っていける友人を作りましょう。就活生の人も深く考えずに気持ちをリセットする事も重要です。遊んでリセットすれば自然な笑顔も出来るはず。私が学生の時に知っておけば良かった事は以上です。