テキストサイトブーム2000年、『ろじっくぱらだいす』や『兄貴の館』の活躍によってテキストサイトの人気が上がってきていた。 そして01年、『侍魂』が登場。「先行者ネタ」が大ヒットした。 さらには『ちゆ12歳』が登場。『ちゆ12歳』は「裏ニュース効果」によってすぐに知名度を上げる。 テキストサイト界隈は一気に活性化。 第二の『ろじっくぱらだいす』、第二の『侍魂』、第二の『ちゆ12歳』を目指すテキストサイトが多数発生した。しかし、これら模倣サイトの多くはすぐに消えていった。「おもしろい文章を書く」、 それはとても難しいことだったのだ。 |
■侍魂開設(2001.01.18)一大ブームを巻き起こしたテキストサイト。計算されたテキストで計算通りに人気となった。笑いどころに大きいフォント・派手な色を使うことで文章に強弱を付ける「ABC文法」に改行の大胆な使い方をプラスすることで、お笑いで最も重要な「間」を出すことに成功。ここに「フォント弄り」技法は完成し、それを用いて数々の名テキストを公開。特に先行者ネタは大ヒット、テキストサイトに興味が無かった人達を引き込んでいき、テキストサイトブームのきっかけを作った。 01年1月に登場し、その年いっぱいまで活躍。02年以降は健の就職により、更新停止に近い状態。このサイトの影響でフォント弄りを駆使したサイトが数多く登場したが多くはすぐに消えていった。
資料:エッケ・ホモ!これがメガヒット級の個人サイトだ (INTERNET Watch) ■偽春菜騒動(2001.01.25〜2001.03.xx)「ペルソナウェア with "春菜"」の開発元であるプラエセンス・翼システムは、「偽ペルソナウェア with 偽春菜」の黒衣鯖人に対し「ペルソナウェア」「春菜」「 haruna 」などの名称の使用中止を求めるメールを送信。「上記期間内にご回答なき場合は、当社としても、断固たる措置を採用せざるを得ませんので、ご承知置き下さい」とのこと。 これに偽春奈ユーザーが怒り、署名兼公開質問状をプラエセンスに送付。プラエセンスは公開質問状を黙殺した。資料:偽春菜問題、概要 (はじめての偽春菜“問題” 跡地) ■バーチャルネットアイドル・ちゆ12歳開設(2001.02.14)VNI開祖。持っているネタの多さとそれを面白文に加工する技術に長ける。『裏ニュース』からの紹介(いわゆる裏ニュース効果)で一躍有名になり、 テキストサイトブームを支えた。多くのフォント弄り系サイトを生みだすこととなった『侍魂』、痛い系サイトを生みだすこととなった『ろじっくぱらだいす』と同様に、『ちゆ』も多くのちゆクローンを生みだした。 02年9月、ちゆ12歳ポータルを開設し、「ちゆネット(ODNの「まるごとプラス」+ちゆドメインのメールアドレス)」「ちゆショップ(携帯電話に張るシール、マウスパッドを販売)」などの商売に乗り出したが話題にはならず。02年以降、更新は滞り気味。
■侍魂、先行者ネタを公開(2001.03.03)中国で作られた突っ込みどころ満載な謎のロボット「先行者」。『侍魂』はこの先行者を面白おかしく紹介。 この記事によって『侍魂』は超大人気。テキストサイト界隈は一気に活性化。第二の侍魂を目指すテキストサイトが多数発生した。資料:最先端ロボット技術、最先端ロボット技術外伝 (侍魂) ■吉野家コピペ誕生(2001.04.07)『Not Found』で吉野家コピペの元となる文章が書かれる。
■Wikipedia日本語版登場(2001.05.??)一般人が共同で執筆・編集して作り上げる百科事典『Wikipedia』に日本語版が登場。 01年〜02年時はまだ無名であった日本語版Wikipediaであったが03年に『Wired News』や『スラッシュドット・ジャパン』で紹介され一気に知名度をあげることに。■小泉内閣メールマガジン創刊(2001.06.14)毎週木曜日に発行。創刊号は78万部。200万部を超えていた時期もあった。06年9月21日の第250号が最終号。
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■8月危機(2001.08.25)データ転送量が増加の一途を辿っていた『2ch』だが、遂に限界に達した。 転送量を抑えるために掲示板が次々と閉鎖され、住民は『2ch』閉鎖を意識するようになった。
資料:モナジェクト X 「挑戦者たち」 資料:ある騒動の記録 (フラッシュ倉庫) ■葉鍵板最萌トーナメント(2001.10.17〜2002.03.09)Leaf,Keyキャラで誰が最も萌えるかを決めるイベント。 一対一で人気投票を行い、得票数の多い方が勝ち進むトーナメント方式。 約5ヶ月にも及ぶ長いトーナメント戦が行われ、決勝戦は柏木千鶴(痕)vs倉田佐祐理(Kanon)。 数多い葉鍵キャラの中から最萌キャラに選ばれたのは柏木千鶴であった。 このイベントの成功により03年辺りまで、「2ちゃんねる全板人気トーナメント」「2ちゃんねる全AA人気トーナメント」 「「何か。」最萌トーナメント 」など多数のトーナメントが行われた。 ■ろじぱらパクリ疑惑2001(2001.11.24)あるサイトがろじっくぱらだいすに日記をパクられたと主張した。が実際パクったのはあるサイトのほうであったのがばれる。偽装工作が見破られたあるサイトはさっさと逃げていった。資料:ろじぱらは他人の日記をパクったのか? (ろじっくぱらだいす) ■WinMXで逮捕者(2001.11.28)京都府警が東京都と埼玉県の男性2人を著作権侵害(公衆送信権の侵害)の疑いで逮捕。 逮捕された男性は、東京都杉並区の大学生(19歳)と埼玉県さいたま市の専門学校生(20歳)の2名。
■リレー801SS「学園天国」(2001.12.09〜2001.12.24)『ろじっくぱらだいす』のワタナベと『えこのみっくぱらだいす』のヤマグチを主人公にした801小説(ようはワタナベとヤマグチがホモる小説)を7サイトでリレーして書いていこうという企画。 このホモ企画の主犯はもちろん『兄貴の館』の兄貴。■第2回痛い度ランキング選手権(2001.12.16〜2001.12.30)優勝は『ろじっくぱらだいす』。リレー801SS「学園天国」においてトリをつとめさせられ、クリスマス中に『ろじっくぱらだいす』のワタナベと『えこのみっくぱらだいす』のヤマグチとのからみのシーンをワタナベ自ら書いたことが決定打になった。■田代祭り(2001.12.19〜2001.12.xx)米国「TIME」紙が選出する「Person of the year 2001」のインターネット投票で 田代まさしを1位にしてしまおうという祭り。
資料:1位はなんと?TIME「PERSON OF THE YEAR」投票にネットの“力” (ITmedia)
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