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上海の株式市場 午前の取り引き やや値上がり1月5日 12時53分
4日に株価が大きく下落して株価の急な変動を抑制するための制度が発動された中国・上海の株式市場は、5日は取り引き開始直後に売り注文が相次いだものの、その後は買い戻す動きが出て代表的な株価指数は4日の終値からやや値上がりして午前の取り引きを終えました。
中国・上海の株式市場では4日、株価が大きく下落して、導入されたばかりの株価の急な変動を抑制するための制度が発動され、本来の取り引き終了時間を待たずに取り引きが打ち切られ、代表的な株価指数である「総合指数」は6%余り下落しました。
5日は取り引き開始直後に売り注文が相次ぎ、「総合指数」は一時3%以上下落したものの、その後は買い戻す動きが出て、4日の終値から0.41%値上がりして午前の取り引きを終えました。
市場関係者は「中国経済の減速に加えて、中国当局が去年7月に株価の下支え策の一環として上場企業の大株主などに、半年間、株式の売却を禁じた措置が近く期限を迎えることなどもあり、投資家の心理が冷え込んだ状況は大きくは改善されていないのではないか」と話しています。
5日は取り引き開始直後に売り注文が相次ぎ、「総合指数」は一時3%以上下落したものの、その後は買い戻す動きが出て、4日の終値から0.41%値上がりして午前の取り引きを終えました。
市場関係者は「中国経済の減速に加えて、中国当局が去年7月に株価の下支え策の一環として上場企業の大株主などに、半年間、株式の売却を禁じた措置が近く期限を迎えることなどもあり、投資家の心理が冷え込んだ状況は大きくは改善されていないのではないか」と話しています。
アジア株式市場 買戻しの動きも
アジアの株式市場は、中国経済の先行きへの懸念から、4日に大幅に値下がりした香港や韓国などの市場で買い戻しの動きが見られ、午前中はいくぶん値上がりして取り引きされています。
このうち日本時間の午前11時の段階で、香港や韓国、シンガポールの市場では0.3%から0.7%程度、4日より値上がりして取り引きされています。一方で、世界経済の先行きへの懸念からアメリカやヨーロッパで同時株安となったことを受けて、オーストラリアでは0.9%、フィリピンでも0.3%値下がりして取り引きされています。
市場関係者は「きのう大幅に値を下げた香港や韓国の市場では買い戻しの動きが見られるがアメリカや欧州で株安が広がったことから、全体としては様子見の状況が続くのではないか」と話しています。
このうち日本時間の午前11時の段階で、香港や韓国、シンガポールの市場では0.3%から0.7%程度、4日より値上がりして取り引きされています。一方で、世界経済の先行きへの懸念からアメリカやヨーロッパで同時株安となったことを受けて、オーストラリアでは0.9%、フィリピンでも0.3%値下がりして取り引きされています。
市場関係者は「きのう大幅に値を下げた香港や韓国の市場では買い戻しの動きが見られるがアメリカや欧州で株安が広がったことから、全体としては様子見の状況が続くのではないか」と話しています。