こんにちは、電子書籍まとめサイト「きんどう」チラシの裏です。2016年は個人電子出版元年になればなぁ、と色々仕掛けを実施してます。
そのメイン企画がこちら。Kindleストアに1月8日発売記念99円キャンペーンで『描きおろしグルメ漫画』を一斉発売!という試みです。 → Kindleストア: 描きおろし餅マンガ発売記念キャンペーン対象作品
【セルフプロモーションできるマンガ家さんをたくさん生み出す】【ノウハウを公開して、電子出版市場に新たな参加者を増やす】を狙って実施しています。
その中でわたしは参加者のブログを設定・デザインしたり、タイトルの付け方、Hタグなどの使い方に、Twitterの使い方などメディア周りのみを手伝うだけ。
つまり作品の内容周りはノータッチでして、みなさんが「これを出せばウケる」「読んでもらえる」を考えて真剣にやってもらいました。1月のテーマは餅なんですが、正統派なグルメ漫画からバトル、学習、青春と色々されてますなぁ。
1月8日Kindle一斉発売!餅をテーマにした電子オリジナル作品企画
プロ漫画家が未単行本作品をリノベーション!『オーバーペイントRe:PAINT』
Amazon.co.jp: オーバーペイントRe:PAINT 電子書籍: 猪原 賽, 横島 一: Kindleストア
上層部の分裂騒ぎに揺れる「邪馬淵組」。その屋敷では近隣住人のための正月恒例「餅つき大会」を自粛し、たったひとり残った組員・ケイイチと親分で、2人寂しく餅つきをしていた。暴力団を排斥する世間の流れに、屋敷の壁は悪意の落書きだらけ……。
そんな時、壁の落書きアート「グラフィティ」を描くストリート・アーティスト「ヌリコ」が現れ、屋敷の門に「龍」のグラフィティを“上描き”してしまい――犯罪スレスレのストリート・アート「グラフィティ」に新たな“意味”を与える、驚愕のストリート系少年マンガ、完全描き下ろし31ページ!
週刊少年チャンピオン連載・奇作『悪徒-ACT-』のコンビ、猪原賽・横島一が送るKindle限定・描き下ろし作品。本作についてはコチラもどうぞ。
人類の敵は「餅」でした 陽崎杜萌子『餅を斬れ!』
Amazon.co.jp: 餅を斬れ! 電子書籍: 陽崎杜萌子: Kindleストア
20××年突如、餅に自我が芽生えた!餅と人類の戦いが勃発して早10年、モチハンター協会に所属する巫女の鏡桜はどんな餅でも斬れるという伝説の侍・持桐剣次郎を連れて餅に戦いを挑む!
サムライ男子が餅に挑むギャグ短編です。電子書籍のみの完全描き下ろし、20Pほどの作品です。
今回のリリースに伴ってKindle本の予約販売などのノウハウを公開されてます。
知ってるようで、知ってらない 餅情報漫画 なかせよしみ「餅がたり」
Amazon.co.jp: 餅がたり eBook: なかせよしみ: Kindleストア
「餅は農産物。餅はでんぷん質。餅は食文化。そして餅はおいしい。」 知ってるようで知らない(かもしれない)餅にまつわるお話。4つのエピソードでつづる「餅」四方山話の「餅」漫画読本。2015年12月のコミックマーケットにて「まるちぷるCAFE」より発行の自費出版誌。
こちらは元々本企画に参加予定の作品を冬のコミックマーケットに出展して電子化したもの。今後はKindle以外に複数ストアでも配信を予定しているそうです。
アンニュイな年の瀬。餅作りで、何かが見える『らいすけいくす calm』
Amazon.co.jp: らいすけいくす calm 電子書籍: 斉所: Kindleストア
年の瀬の粉雪ちらつく日、女子高生のワカコは家庭の事情でアンニュイな気持ちを抱えていた。そこへ同級生の凪(なぎ)・まひろから餅つきの手伝いに誘われ…
なにげない1日が遠い未来に繋がっている、日常生活短編。全28ページ。
現在も完成に向けて製作中!『夜勤のグルメ~警備員は食事がお好き~』
主人公・若松河太(わかまつかわた)はグルメな男。人間関係や外見には頓着ないが、食事には「こだわり」がある。限られた休憩時間、厳しい外出制限、そして突然の欠勤対応…彼は「最高の食事」をとることができるのだろうか?
準備中:漫画家・今木商事さん
他にも、参加者の方がいらしたのですが間に合わない・忙しい・音信不通等々……。みんな、色々ありますからね。しゃぁなしですわ。発売日に間に合わずとも、いつか是非発売してもらいたい。
おわりに 企画の狙いとか
参加者の方や、今回の企画に興味がある方から「もっとレーベルとしての統一感や、きんどうさんが内容にも責任を持ったほうが良い」というをアドバイスを頂いているのですが……そうしちゃうとねェ。わたしは専業アフィリエイターなんて、お金に厳しいことを言わざるを得なくなるんです。
つまり「そんなんじゃ金にならない」「もっと売れるもの」的な。それをやっても仕方ないなぁと。
それよりも、こういう作品ですってクリエイターがちゃんと自分で考えてブログで発表する、プロモーション方法を自分で考えるという流れを裏方として支えて、ノウハウ・結果を公開し続けることでデッカイ流れに繋がればなんて考えてます。わたしが売ってるだけじゃ、意味ねぇし、うちの枠を超えていきませんしね。
結局、電子書籍で儲けるためには個人の告知力をどれだけ鍛えられるかにかかってるので、個人創作の分野にマーケティングマインド的な議論が生まれるキッカケになればと思ってます。
どうせいずれサロンだー、塾だー、個人出版検定だー、何千冊売った方法論、人気電書作家になる方法教えます、なんてのが出てくると思うけどもだ。そんなよくわからんもんに頭下げるより、まずは手を動かす、って人たちがたくさん生まれればわたしの勝ち。
最後に身も蓋もないことを言うのですが……今回作品そのものについてはノータッチなので面白いとか、面白くないとかはもとより「買ってくれ」とも言えません。それを決めるのは読者さんで、Kindleの商品ページや、著者の活動なんかを見て是非判断しちゃってください。みんながみんな、自分なりの方法でチャレンジしてるので。