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沖縄・西表島のみ自生の植物 茨城・つくばで開花
1月5日 11時29分

沖縄・西表島のみ自生の植物 茨城・つくばで開花
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国内では沖縄県の西表島にしか自生していない植物、「ナガミカズラ」が茨城県つくば市の植物園で花を咲かせました。
「ナガミカズラ」は、東南アジアの熱帯や亜熱帯に自生するイワタバコ科の多年草で、国内では沖縄県の西表島の1か所にしか自生しておらず、特に保護が必要な「国内希少野生動植物種」に指定されています。
つくば市の国立科学博物館筑波実験植物園では、先月から咲き始め、現在、15輪ほどの花を付けています。花は薄い緑色の筒状で3センチほどと小さく、中から朱色の雄しべが4本飛び出していて、ユニークな見た目が特徴です。
この実験植物園では、平成21年から希少なナガミカズラを保全するために育てていますが、花が咲いたのは今回が初めてで、国内で自生地以外で開花が確認されたのはまだ、3例目だということです。筑波実験植物園の國府方吾郎研究主幹は「奇妙な形をした珍しい花を楽しむと同時に、国内に絶滅のおそれがある植物がたくさんあることを知るきっかけにしてほしい」と話していました。「ナガミカズラ」の花は、あと1週間ほどは楽しめるということです。

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