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第一生命 営業職員の初任給2万円程度引き上げへ
1月5日 11時49分

生命保険大手の「第一生命」は人手不足が深刻になるなかで、人材を確保するため、営業担当の職員の初任給を一律で2万円程度、引き上げるなど、賃上げを行う方針を固めたことが分かりました。営業職員の初任給の引き上げは15年ぶりで、経済の好循環の実現に向けて賃上げの動きが企業の間でどこまで広がるか、注目されます。
「第一生命」は正社員として内勤の職員とは別に、保険を販売する営業担当の職員が4万2000人いますが、金融業界では営業担当の人材に対する有効求人倍率が3倍を超えるなど人手の確保が難しくなっています。
このため、第一生命は人材確保を急ぐため他社に先駆けて賃金を引き上げる方針を固めました。具体的には新年度・平成28年度から営業職員の初任給を、全国一律で2万円程度引き上げる方向で、労働組合側と交渉に入りました。営業職員の初任給の引き上げは平成13年度以来、15年ぶりとなります。
また、第一生命はすでに在籍する営業職員も含め、営業の成績に応じて支給する「歩合給」も3年連続で引き上げる方針です。政府・日銀は経済の好循環の実現に向け、経済界に対して賃上げを強く要請していますが、好調な業績や人手不足を背景に今回のような賃上げの動きが、ほかの企業の間でどこまで広がるか注目されます。

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