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ミャンマー 泰緬鉄道 記念館がオープン
1月5日 4時25分

ミャンマー 泰緬鉄道 記念館がオープン
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第2次世界大戦中に旧日本軍がタイとビルマ、現在のミャンマーを結んで建設した泰緬鉄道の歴史を残そうと、これまで保存が進んでいなかったミャンマー側に4日、記念館がオープンしました。
泰緬鉄道は旧日本軍が第2次大戦中に補給路として建設し、工事に徴用された多くのイギリス人などの捕虜や地元の住民が命を落としたことから「死の鉄道」とも呼ばれています。戦後、映画「戦場にかける橋」の舞台として知られるようになり、タイでは多くの人が訪れる観光地となりました。
一方、ミャンマー側では廃線となり、保存の取り組みもされてきませんでしたが、歴史を語り継ぐとともに、観光地として整備しようとミャンマーの企業が自治体と協力して4日、ミャンマー側の起点の町、タンビュザヤに泰緬鉄道の記念館を開きました。
式典には当時、工事に関わった元日本兵の木下幹夫さんが招かれ、「私の部隊ではオーストラリア兵とミャンマーの人たちの協力で作業を進めたが困難を極め、多くの犠牲を払いました。記念館の建設を強く希望していたので、実現して大変うれしい」とあいさつしました。
記念館の敷地には線路の一部が復元され、蒸気機関車を走らせることができるようになっていて、地元では、これをきっかけに泰緬鉄道を復活させたいという声も上がっています。

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