LG Display が、新聞紙のようにクルッと巻いて筒状にもできるフレキシブルな有機ELパネルを発表しました。12月に The Korea Times が報じていたとおり、1月6日より米ラスベガスで開催の家電見本市 CES 2016 で公開します。
   
LG Display が発表したフレキシブルな有機 EL パネルはそのサイズが18インチ。解像度は1200 x 800px で、直径 3cm 程度にまで細く巻いても正常に映像を表示可能とのこと。18インチなら雑誌ほどの大きさですが、紙のような薄さでしかも巻いておけるとなると、具体的な用途としてはまさにデジタル新聞紙などといった使い方が直観的で想像しやすいかもしれません。

またこのフレキシブル有機 EL は、折りたたみ式スマートフォンのスクリーンとしての利用などにも期待したいところです。


その他の目玉アイテムとしては、デザインコンセプトとして極薄の55インチ有機 EL テレビを展示するほか、77インチおよび65インチの UHD 有機EL テレビパネル、さらに表と裏、両方に個別に駆動可能な画面を備える55インチのデジタルサイネージ用ディスプレイや25インチの波型液晶ディスプレイといった変則的な製品を用意しています。
 
 
ちなみに LG Display の親会社 LG Electronicsは、CES 2016 に98インチ、解像度8K(7680 x 4320px) のテレビ製品 UH9800 を展示すると発表済み。こちらは 2016年第2四半期の発売を予定します。

昨年の CES 2015 では各社 4K 解像度のテレビを最先端として多数展示していましたが、2016年は(コンテンツの充実はさておき)すでに 8K が開発の主戦場になっているようです。なお LG のテレビ製品はすべて WebOS 3.0 を搭載しています。
くるくる巻けるフレキシブル有機ELディスプレイをLGがCES 2016で公開。表裏で別映像を表示する両面ディスプレイも

0 コメント