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日系企業急増のメキシコ中部に総領事館開設1月5日 10時27分
日系企業の進出が相次ぎ駐在する日本人の数が急速に増えているメキシコ中部に、新たに日本総領事館が設けられました。
メキシコ中部には自動車メーカーをはじめとした日系企業の進出が相次いでいて、グアナファト州など中部の6つの州に暮らす日本人の数はおよそ3500人と、この5年間で2倍以上に増えています。
こうした状況を受けて、メキシコ中部の主要都市、レオンに新たに日本総領事館が設けられ、4日から業務を開始しました。メキシコではこれまで首都のメキシコシティーにある日本大使館が国内のすべての地域を担当してきましたが、新たに設けたレオン総領事館はグアナファト州やアグアスカリエンテス州などメキシコ中部の6つの州を管轄し、パスポートの発給などの領事業務のほか、現地に進出した日系企業の支援などを行います。
また、メキシコ中部では日系企業の増加に伴い日本人が事件や事故の被害に遭うケースも増えているということで、総領事館の開設によってこうした被害の防止や円滑に邦人保護を行うことも期待されています。レオン総領事館の鈴木康久総領事は「総領事館の開設によって、日本とメキシコの関係がよりスムーズ、かつ建設的に発展していくことを期待している」と話していました。
こうした状況を受けて、メキシコ中部の主要都市、レオンに新たに日本総領事館が設けられ、4日から業務を開始しました。メキシコではこれまで首都のメキシコシティーにある日本大使館が国内のすべての地域を担当してきましたが、新たに設けたレオン総領事館はグアナファト州やアグアスカリエンテス州などメキシコ中部の6つの州を管轄し、パスポートの発給などの領事業務のほか、現地に進出した日系企業の支援などを行います。
また、メキシコ中部では日系企業の増加に伴い日本人が事件や事故の被害に遭うケースも増えているということで、総領事館の開設によってこうした被害の防止や円滑に邦人保護を行うことも期待されています。レオン総領事館の鈴木康久総領事は「総領事館の開設によって、日本とメキシコの関係がよりスムーズ、かつ建設的に発展していくことを期待している」と話していました。
3年で4倍 急増する日本企業進出
メキシコは労働コストが安いうえ、巨大市場のアメリカや南米に地理的に近いことなどから、日本企業の進出が年々増えています。特に、大規模な工業団地が整備されているメキシコ中部には、アグアスカリエンテス州に日産自動車が、グアナファト州にマツダとホンダがそれぞれ工場を設けているほか、トヨタ自動車が2019年の稼働を目指し工場建設を計画するなど、自動車メーカーを中心に日系企業の進出が相次いでいます。
新たに設けられたレオン総領事館が管轄するメキシコ中部の6つの州に進出した日系企業の数は、2011年には87社でしたが、2014年には342社と3年間でおよそ4倍に増えています。日系企業の相次ぐ進出を受けて、グアナファト州の中心都市レオンでは日本料理店が人気を集めているほか、道路沿いには「ようこそ」などと日本語で記された看板も設置されています。また、現地の情報を集めた日本語の新聞の発行も新たに始まり、地元の情報源として人気だということです。
新たに設けられたレオン総領事館が管轄するメキシコ中部の6つの州に進出した日系企業の数は、2011年には87社でしたが、2014年には342社と3年間でおよそ4倍に増えています。日系企業の相次ぐ進出を受けて、グアナファト州の中心都市レオンでは日本料理店が人気を集めているほか、道路沿いには「ようこそ」などと日本語で記された看板も設置されています。また、現地の情報を集めた日本語の新聞の発行も新たに始まり、地元の情報源として人気だということです。