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2016年01月05日 09時10分 UPDATE

アニメ絵だらけの「痛部屋」、洗練された「アート空間」に リフォーム事業立ち上げた中国人留学生 (1/3)

部屋一面に美少女キャラクターが描かれた「痛部屋」を「洗練されたオタクの部屋」としてリフォームするビジネスを、ある中国人留学生が立ち上げた。

[産経新聞]
産経新聞

 「痛部屋(いたべや)」と呼ばれる空間づくりが、静かに“萌え”広がっている。壁や布団、枕、カーテン…。部屋一面に美少女キャラクターが描かれ、その世界観にどっぷり浸かる。インターネット上では、そんなアニメ絵ざんまいの自室を公開する自慢合戦も盛んだ。一方、中国人留学生はビジネスチャンスととらえ、「洗練されたオタクの部屋」としてムーブメントを牽引している。

画像 注文に応じて「痛部屋」づくりを手掛ける王冉さん

寝ても覚めてもアニメにどっぷり

 「痛部屋」は、アニメ絵などで埋め尽くされた「痛々しい部屋」の意味。とっぴな行動などを「痛い」と表現する若者言葉に由来する。これまでにも、アニメ絵を自家用車に塗装した「痛車(いたしゃ)」や、爪に描いた「痛ネイル」が流行してきた。

 「痛部屋」では、生活空間そのものが演出される。寝ても覚めてもアニメの世界観に浸ることができ、ファンには最高の住み心地だろう。

 「俺も資金があったらそんな部屋にしてみたい」

 「もうポスター貼る場所に困る」

 ネット上の掲示板などでは、自作の痛部屋を自慢するやり取りが目立つ。

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