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米 南シナ海人工島での試験飛行を批判1月5日 9時21分
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中国が、領有権問題を巡って各国が対立する南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島に建設した滑走路で航空機を試験飛行させたことについて、アメリカ政府は「緊張を高め、地域の安定を損なう」と批判しました。
中国は今月2日、南沙諸島のファイアリークロス礁で、浅瀬を埋め立てて造成した人工島に建設した滑走路で航空機を試験飛行させ、領有権を主張するベトナムが強く反発しています。
これについて、アメリカ国務省のカービー報道官は4日の記者会見で、「争いのある場所に建設した滑走路で航空機の運用を始めることは緊張を高め、地域の安定を損なう」と批判しました。そのうえで、カービー報道官は「すべての関係国が埋め立てや施設の建設、軍事化を停止し、皆が受け入れ可能な合意を目指すべきだ」と述べ、対話を通じて問題を解決するよう促しました。
オバマ大統領は来月、ASEAN=東南アジア諸国連合の首脳をアメリカに招き首脳会議を開催する予定で、この場を利用して南シナ海問題の解決に向け、中国と対立するベトナムやフィリピンと連携を強めるものとみられます。
これについて、アメリカ国務省のカービー報道官は4日の記者会見で、「争いのある場所に建設した滑走路で航空機の運用を始めることは緊張を高め、地域の安定を損なう」と批判しました。そのうえで、カービー報道官は「すべての関係国が埋め立てや施設の建設、軍事化を停止し、皆が受け入れ可能な合意を目指すべきだ」と述べ、対話を通じて問題を解決するよう促しました。
オバマ大統領は来月、ASEAN=東南アジア諸国連合の首脳をアメリカに招き首脳会議を開催する予定で、この場を利用して南シナ海問題の解決に向け、中国と対立するベトナムやフィリピンと連携を強めるものとみられます。