ゲームのしすぎで失業&離婚…制作会社に賠償請求中!
どこまで訴えが認められる?
ゲームにはまってしまうことって、だれにでもあるものです。でも、だからといって、日常生活に支障をきたすほど中毒になってしまったらいけませんよね。
ロシアのシベリア中部にあるクラスノヤルスク市在住の28歳男性は、このほどゲーム制作会社のBethesda Game Studiosを提訴。訴訟理由は、同社が製作したオープンワールド系RPGの「Fallout 4」にはまってしまい、出勤せずにプレイし続けたために解雇されたほか、妻にも逃げられて離婚となり、精神的苦痛を味わったためとされていますよ。
Fallout 4は、核戦争後の荒廃した世界をテーマとする終末論的なゲームで、海外では人気のシリーズ作品ですが、この男性にとっては、自分の人生の終末となってしまった形です。購入してから、3週間ずっと食事も睡眠もままならず、ひたすらゲームプレイにのめりこんで、会社でも家庭でも破局を迎えたとのことですね。
もしこのゲームが、これほど中毒性の高いものだと知っていたら、もっと最初から注意していたはずだ。購入しないようにしたか、年末年始の休みまで待つか、長い休暇を申請してからプレイを開始していただろう。
男性は、このように訴訟理由を語って制作会社を訴え、50万ルーブル(約85万円)の賠償請求を行なっているんだとか。でも、なんだかここまでくると、わざとクリスマスから新年の休みの時期に合わせてニュースになるよう画策し、かえってゲームの宣伝をもくろんだように思えなくもないですね。ユーザーがゲーム中毒になってしまったら、どこまで制作者にも責任を問われるものなのか、判決の行方が気になるところではありますけど……。
source: RT
Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)
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