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金品供与防ぐ狙い、検定後の教科書説明会解禁へ

読売新聞 1月5日(火)7時17分配信

 教科書を発行する「三省堂」や「数研出版」が校長らに検定中の教科書を見せたり、謝礼を渡したりしていた問題で、文部科学省は、教科書会社の営業に関する2007年の通知を見直すことを決めた。

 これまで教科書会社が検定終了後の選定(採択)期間中に教科書の説明会を開くことを禁じていたが、これを解禁する方向で検討している。教科書会社が集まって教科書を学校関係者に紹介するオープンな場を設けることで、水面下で行われていた金品供与などを防ぐ狙いがある。

 文科省は今春にも各教科書会社に新しい通知を出し、次に小学校の教科書(道徳)の選定が行われる17年度からの適用を目指す。一方、検定中の教科書については、引き続き外部に見せることを禁止する。

最終更新:1月5日(火)9時52分

読売新聞