2015-11-17

テロで知るさまざまなモノの金額

フランス同時多発テロテロリストが使ったAK47あたりは、ルートにもよるけども10万円しません。

車両調達代や装備品、腰に巻いた爆弾などぜんぶ含めてもせいぜい500万かそこら(犯人他の実働部隊への報酬含まず)。

対して米軍がジハーディ・ジョン一名に、無人機よりぶっ放した対戦車ホーミングミサイルは、安くても一発20ドル日本円で2400万円です。

無人機仕様の専用品ならばその2~3倍くらいはみてもいいかもしれません。

経済的に考えれば、有志連合国側の完敗です。

加えてマスメディアを利用した宣伝効果も、ジハーディン・ジョンの殺害の三日を待たずに被せ、なおかつより身近な場所でみんなが使い方と効果理解できてる小銃爆弾目的を遂げたテロリストのほうが一枚上手だったというべきでしょう。

丸々二日全世界テレビ占領した報道も、宣伝費用いくら分に相当するのかわかりませんが、とにかく費用対効果は抜群というほかない。

まるでリュックベンソン映画ニキータの冒頭から15分をみているかのようです。

そもそもテロリズム本来目的は、社会を恐怖に陥れることで治安悪化経済活動の鈍化を狙うことであり、戦争に勝利することではない。

その点を考えれば、今回の仏同時多発テロは完全な成功を納めたと言っても過言ではありません。

アニメ最近ラノベSFでは、統合経済圏国家権力のものを担う近未来常識の今、作戦遂行のものにかかる費用対効果考慮しない方針を掲げて国家運営を担う組織は将来性がないと言われてしかるべき...ではないでしょうか。

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