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アジアの株式市場 全面安の展開に
1月4日 18時59分

アジアの株式市場は4日、ことし最初の取り引きが行われ、中国の製造業に関する経済指標が振るわなかったことから、全面安の展開となりました。
アジアの株式市場は、4日に発表された中国の製造業の景況感を示す経済指標が市場の予想に反して悪かったことから、株価は午前中から値下りの展開となりました。
このうち、香港の代表的な株価指数は去年の年末に比べて2.6%下落しました。このほかにも、韓国で2.1%、シンガポールで1.6%、オーストラリアで0.4%下落し、中国経済の影響を受けやすい株式市場を中心に大きく値を下げて取り引きを終えています。
アジアの株式市場は先月、7年ぶりに利上げに踏み切ったアメリカのFRB=連邦準備制度理事会の決定を前に投資家による資金の引き揚げが進んだことなどから、去年は1年を通じて株安の展開が続きました。
ことしの見通しについて、市場関係者は「FRBが今後どれほどの頻度で利上げを行うかが最大の焦点で、速いペースで利上げが進めば、アジアの株式市場にとっては厳しい展開になりそうだ。中国経済は長期的には減速傾向が続くとみられ、成長が見込まれるITなど一部の産業を除けば、株価が伸びにくい状況が続くのではないか」と話しています。

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