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慰安婦問題 韓国大統領が決断に理解求める1月4日 19時07分
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日本と韓国が慰安婦問題の最終的な解決で合意したことについて、パク・クネ(朴槿恵)大統領は4日、「日韓関係の新しい関係構築のための進展を作り出した」と改めて評価し、韓国国民の中で賛否が分かれる政府の決断に理解を求めました。
韓国のパク・クネ大統領は4日午後、ソウルの大統領府で行われた新年の行事であいさつし、「日韓関係の新しい関係構築のための進展を作り出した」と述べて、昨年末に日韓両政府が慰安婦問題の最終的な解決で合意したことを改めて評価し、政府の決断に理解を求めました。
今回の合意について韓国国内では反発が出ており、とりわけ慰安婦問題で大きな発言力を持つ挺対協=韓国挺身隊問題対策協議会は、合意は日本の法的責任が含まれていないため受け入れられないなどとしています。
こうしたなか、ソウルにある挺対協の事務所の近くで4日午後、日韓の合意を支持する保守系の団体のメンバーら20人余りが集まり、「日本の謝罪を受け入れて、よりよい未来に進むべきだ。元慰安婦の人たちを政争に巻き込んではならない」などと抗議活動を行いました。
ただ、今回の合意に対しては、先月30日に行われた世論調査でも「評価しない」が50.7%と「評価する」の43.2%を上回っており、韓国政府は対応に苦慮しています。
今回の合意について韓国国内では反発が出ており、とりわけ慰安婦問題で大きな発言力を持つ挺対協=韓国挺身隊問題対策協議会は、合意は日本の法的責任が含まれていないため受け入れられないなどとしています。
こうしたなか、ソウルにある挺対協の事務所の近くで4日午後、日韓の合意を支持する保守系の団体のメンバーら20人余りが集まり、「日本の謝罪を受け入れて、よりよい未来に進むべきだ。元慰安婦の人たちを政争に巻き込んではならない」などと抗議活動を行いました。
ただ、今回の合意に対しては、先月30日に行われた世論調査でも「評価しない」が50.7%と「評価する」の43.2%を上回っており、韓国政府は対応に苦慮しています。