北京
2016年1月4日23時14分
微小粒子状物質PM2・5などによる深刻な大気汚染問題を抱える北京市は4日、昨年1年間のPM2・5の平均濃度が1立方メートル当たり80・6マイクログラムだったと発表した。前年よりやや改善したものの、日本の基準値の5倍超の高水準だ。
市によると、2015年のPM2・5の平均値は14年の85・9マイクログラムより5マイクログラム余り改善したが、依然中国の基準値の2倍超となっている。特に11、12月は深刻な汚染に見舞われた日が前年より15日多い22日に達した。当局は、農村部で暖房などに用いられる石炭燃料をゼロにする取り組みなど、対策を加速させるとした。(北京)
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