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ノーベル文学賞 選考委員 川端康成への関心高まる1月5日 4時26分
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1965年のノーベル文学賞で日本人4人が候補に選ばれ、このうち3年後に受賞者となる小説家の川端康成が日本人作家の中で最も有力だと評価されていたことが明らかになり、選考委員の間で川端への関心が徐々に高まっていたことがうかがえます。
これは、NHKが行った情報公開請求に対し、ノーベル文学賞の受賞者を選考する「スウェーデン・アカデミー」が4日、開示したものです。
それによりますと、この年は90人が候補となり、日本人では小説家の川端康成、三島由紀夫、谷崎潤一郎、それに詩人の西脇順三郎の4人が含まれていました。
この4人が候補となるのは3年連続で、このうち川端康成について、選考委員会は「日本人作家で最も有力な候補者と言える」と評価しています。そのうえで、「翻訳作品が少ないこともあり、引き続き調査が必要だ」としていて、選考委員の間で3年後に日本人初の受賞者となる川端への関心が徐々に高まっていたことがうかがえます。
一方、長年、有力視されてきた谷崎は候補に挙げられながらも、選考前に死去しました。この年は旧ソビエトの作家、ミハイル・ショーロホフがノーベル文学賞を受賞しましたが、複数の日本人が同時に候補に挙がるなど日本文学への評価の高まりを示した形となっています。
それによりますと、この年は90人が候補となり、日本人では小説家の川端康成、三島由紀夫、谷崎潤一郎、それに詩人の西脇順三郎の4人が含まれていました。
この4人が候補となるのは3年連続で、このうち川端康成について、選考委員会は「日本人作家で最も有力な候補者と言える」と評価しています。そのうえで、「翻訳作品が少ないこともあり、引き続き調査が必要だ」としていて、選考委員の間で3年後に日本人初の受賞者となる川端への関心が徐々に高まっていたことがうかがえます。
一方、長年、有力視されてきた谷崎は候補に挙げられながらも、選考前に死去しました。この年は旧ソビエトの作家、ミハイル・ショーロホフがノーベル文学賞を受賞しましたが、複数の日本人が同時に候補に挙がるなど日本文学への評価の高まりを示した形となっています。