参院選、自公過半数目指す=憲法改正も議論—安倍首相年頭会見
安倍晋三首相は4日午前、首相官邸で年頭の記者会見を行った。夏の参院選について、自民、公明両党で過半数を目指す意向を明らかにするとともに、憲法改正に関して「参院選でしっかり訴え、その中で国民的議論を深めていきたい」と述べた。衆院解散は「全く考えていない」と語った。
首相は、アベノミクスの成果について、「もはやデフレではないという状況をつくり出した」と強調するとともに、2016年を「新しい国づくりへの新しい挑戦を始める」年と位置付けた。
日本が議長国を務める5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の課題については「世界経済、テロとの戦い、貧困や開発、アジア太平洋情勢を議論したい」と表明。北方領土問題では「首脳間のやりとりなしに解決できない」と指摘し、プーチン・ロシア大統領の訪日に関し「引き続き適切な時期を探っていきたい」と述べた。
[時事通信社]