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【イ・ボミが語る(上)】
日本の皆さんに良いイメージを持ってもらいたい…日本語での会話にこだわったワケ
ゴルフの日本女子ツアーで昨年、7勝を挙げて史上最高額での賞金女王に輝いたイ・ボミ(27)=韓国=が産経新聞社のインタビューに応じ、支援への感謝を述べるとともに、リオデジャネイロ五輪の出場権獲得など、新たな一年に臨む決意を語った。(聞き手 上阪正人)
昨年は、日本のファンの皆さま、所属契約先(マスターズゴルフ倶楽部=兵庫県三木市)の延田久弐生社長やキャディーの清水重憲さん、トレーナーの渡辺吾児也さん、お母さんにゴルフに集中できるように支えてもらい、賞金女王となることができました。本当にありがとうございました。今年も頑張ります。これからも、応援よろしくお願いします。
〈1988年8月21日、韓国京畿道の水原に生まれたイ・ボミがゴルフを始めたのは12歳のとき。2008年に韓国女子ツアーでデビュー。10年には賞金女王に輝くとともに、年間最多勝や最優秀ストロークなどのタイトルも獲得。翌11年から日本女子ツアーへの挑戦が始まった〉
(参戦4年目の)14年から神戸の街に母と住んでゴルフをする拠点としています。神戸はすぐそばに山が見え、景色がきれい。冬はすてきなイルミネーションも見られます。関西弁もいいですね。普段から支えてくれる周りのスタッフの人たちは関西の人が多く、いつも関西弁を聞いています。「あかん」「いらん」「ぼちぼちでんな」…(笑)。聞いたことがなくて、話すスピードが速いから最初は「えっ、中国語?」ってびっくりしました。自分もいつの間にか知らない間に関西弁を話したりしているみたいで、時々指摘されるんですよ。