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【経済インサイド】
景気回復は本物か? 高性能スポーツ車が爆売れ ホンダ社長も「シビック タイプR」買えず涙のむ…
ホンダの「シビック タイプR」は、10年10月に国内で限定販売した3ドア車「ユーロ」以来の復活だ。新開発のターボエンジンを搭載し、最高出力は310馬力に上る。ドイツの有名サーキット「ニュルブルクリンク北コース」での性能評価は、前輪駆動の量産車トップのラップタイムを記録するなど実力は折り紙つきだ。
欧州では一般販売しているが、日本は生産拠点のある英国から輸入するうえ、スポーツ車市場が限られるため限定販売とした。
だが、注文は15年10月29日から11月23日までの1カ月弱に10倍以上まで膨らみ、抽選での販売となった。高倍率の争いに発展したことで、購入を希望していた八郷隆弘社長も「お客さんが優先だ」と涙をのんで諦めたという。
三菱自動車は同8月に4輪駆動セダン「ランサーエボリューション」の最終モデルとして「ファイナルエディション」を発売。先行予約を始めた4月から約3カ月で限定1000台の枠が埋まり、「ランエボ」の愛称で親しまれた名車の存在感を改めて示した。
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