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【経済インサイド】
景気回復は本物か? 高性能スポーツ車が爆売れ ホンダ社長も「シビック タイプR」買えず涙のむ…
台数が限られる高性能スポーツ車が爆発的な人気をみせている。富士重工業が2015年10月29日に400台限定で受注を始めたセダン「WRX STI」の特別仕様車は即日完売し、ホンダが国内750台限定で発売した「シビック タイプR」は10倍以上の注文が殺到した。低燃費車やスポーツ用多目的車(SUV)などに販売面で押されるスポーツ車だが、中高齢層の男性を中心とした熱狂的なファンが人気を支えている。
スバル史上最高値
即日完売した富士重の特別仕様車「S207」は、同社特有の水平対向4気筒エンジンを搭載。専用チューンを施して最高出力を328馬力まで上げ、路面からの衝撃の大きさによって吸収力を変える最新のサスペンションを採用するなど足回りにもこだわった。
希望小売価格は599万4000~637万2000円と同社として史上最高を記録した。専用部品が多く通常モデルを170万円以上も上回るが、「高い走行性能と、家族でも使える乗り心地の良さを両立したところが支持された」(広報部)。
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