韓国最大野党の分裂加速へ 前共同代表が離党
【ソウル聯合ニュース】韓国の最大野党「共に民主党」の金ハンギル前共同代表(62)が3日、離党を表明した。国会で記者会見を開いた金氏は「(今年4月の国会議員)総選挙勝利と政権交代に向け、新たな政治秩序づくりに献身したい」と述べた。昨年12月に安哲秀(アン・チョルス)前共同代表も離党しており、総選挙を控え同党の分裂が加速する見通しだ。
会見を行う金氏=3日、ソウル(聯合ニュース)
金氏は同党の前身、新政治民主連合で2014年夏まで安氏と共に共同代表を務めた。党では非主流派の代表格。昨年12月から離党した議員は金氏を含め9人となる。同党の議席数は127から118に減少した。与党セヌリ党の議席数は156。
金氏は安氏が結成する新党に加わるとされる。金氏の側近ら非主流派議員の離党が相次ぐ見通しで、野党陣営の再編に向けた動きが強まるとみられる。
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