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千葉 市原の地層で「千葉時代」採用されるか注目
1月3日 7時35分

千葉 市原の地層で「千葉時代」採用されるか注目
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千葉県市原市にある、およそ77万年前の地層が「更新世」と呼ばれる時代の一時期を示す世界の代表的な地層に選ばれるかどうか、ことしの秋にも国際会議で決まる見通しです。選ばれれば、この時期が「千葉時代」を意味する「チバニアン」と名付けられる見込みで、地質学上の時代名に日本の地名が初めて採用されるか注目されます。
千葉県市原市田淵のおよそ77万年前の地層には地球の磁場が今とは逆の地層が含まれるなどの特徴があり、地質学上「更新世」と呼ばれる時代の前期と中期の境目に当たるとされています。
世界の研究者で作る「国際地質科学連合」は、この境目を示す世界で最も代表的な地層として、千葉県とイタリアの合わせて3か所の候補地のうち1つをことし秋にも開かれる国際会議で選ぶ予定です。
千葉県の地層が選ばれれば、「更新世」の一時期がラテン語で「千葉時代」という意味の「チバニアン」と名付けられる見込みで、地質学上の時代名に日本の地名が初めて採用されるか注目されます。
この地層を長年研究してきた茨城大学の楡井久名誉教授は「国内の多くの研究者が長年携わってきたので、ぜひ選ばれてほしい」と期待を寄せています。

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