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若い世代へ資産移転 「ジュニアNISA」始まる
1月3日 11時03分

若い世代へ資産移転 「ジュニアNISA」始まる
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子や孫による投資を対象にした新たな優遇税制、「ジュニアNISA」がことしからスタートし、高齢者から若い世代への資産の移転につながるか注目されます。
「ジュニアNISA」は、若い世代に資産を移して行くため、ことしから始まる新たな投資の優遇税制です。
親や祖父母の承諾のもとで、19歳までの未成年が証券口座を作り、この口座で投資した年間80万円までの株式や投資信託から得る配当や売却益は最長で5年間、非課税となります。
口座の開設にはマイナンバーの記入が必要で、申し込みは今月から始まって、実際の株式などの売買は4月から可能となります。
証券会社の中には、去年秋から口座開設の事前の受け付けを行っているところもあり、顧客の獲得競争はすでに始まっています。
また、証券各社はこの優遇税制がまだ十分知られていないとして、周知に向けた取り組みを強化していて、会社によっては中学生や高校生の保護者向けに開く教育セミナーに出展するなどして制度の周知を図ることにしています。
大手証券会社「大和証券」でジュニアNISAを担当する長島義浩さんは「ジュニアNISAは18歳になるまでは払い出しができず、大学に入るときの教育資金に適している制度だと思う。これを機に多くの新しい投資家を呼び込みたい」と話しています。

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