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国連の次期事務総長選出 立候補巡り駆け引き本格化へ
1月3日 4時36分

国連の次期事務総長選出 立候補巡り駆け引き本格化へ
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国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長がことしいっぱいで任期満了を迎えるのに合わせ、国連ではことし、すべての加盟国が関わる初めての手続きを経て、新たな事務総長が選出されることになります。
国連の事務総長の選出を巡っては、これまで国連憲章に基づき、安全保障理事会が勧告した候補者を総会が任命しており、事実上、アメリカやロシア、中国など安保理の5つの常任理事国が決定権を握っていました。
しかし、国連のトップはより透明性の高い方法で選出されるべきだとの声が高まり、パン・ギムン事務総長の後任を選ぶ、ことしからは総会と安保理の議長が合同で候補者の名簿をまとめ、総会で候補者のヒアリングを行ったうえで安保理が勧告を行い、総会が任命することになりました。
候補者の受付は先月始まっており、ことし4月をめどに総会でのヒアリングが行われ、7月までには安保理が勧告に向けた手続きに入る見通しです。
パン・ギムン事務総長は「私の後任を選出する手続きについて多くの加盟国の間で合意が成立しており、より透明性の高い方法で選ばれることを望んでいる」と歓迎しています。
次期事務総長を巡っては初めての女性の就任を期待する声が多く、ユネスコ=国連教育科学文化機関のイリーナ・ボコバ事務局長ら、女性を含む国連の高官や各国の閣僚らが立候補に意欲を示していて、今後、駆け引きが本格化することになります。

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