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イラン議会選 外交政策に影響か注目1月3日 4時40分
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イランで来月行われる議会選挙は、国際社会との対話を掲げるロウハニ政権の支持派と、反米の徹底を呼びかける保守強硬派の間で激しく争われる見通しで、選挙の結果がイランの外交政策にどのような影響を及ぼすのか注目されます。
イランでは来月26日に議会選挙が行われ、290議席に過去最多の1万2000人余りが立候補の届け出を済ませ、立候補資格を満たしているかを審査する手続きが進められています。議会選挙では、核開発問題を巡る欧米などとの交渉をまとめ、経済制裁の解除に道筋をつけたロウハニ政権を支持する穏健派や改革派が、勢力を拡大するのかどうかが大きな焦点です。
改革派グループの幹部はNHKの取材に対し、ロウハニ政権は国際社会との対話によって経済再建への希望をもたらしたと分析したうえで、これを追い風として政権の支持派が勝利することに自信を示しました。また、資格審査で多数の改革派の候補者が失格となった過去の選挙を教訓として、今回は届け出る人の数を大幅に増やす措置を取ったことを明らかにしました。
これに対し、今の議会の多数を占める保守強硬派は国民生活が依然改善される兆しがなく、外国の圧力を受けない経済構造を確立するべきだとして、経済政策を主な争点に攻勢を強める構えです。保守強硬派は、ロウハニ政権の下でアメリカとの関係修復が進むことを強く警戒し、反米の徹底を呼びかけていて、選挙の結果がイランの外交政策にどのような影響を及ぼすのか注目されます。
改革派グループの幹部はNHKの取材に対し、ロウハニ政権は国際社会との対話によって経済再建への希望をもたらしたと分析したうえで、これを追い風として政権の支持派が勝利することに自信を示しました。また、資格審査で多数の改革派の候補者が失格となった過去の選挙を教訓として、今回は届け出る人の数を大幅に増やす措置を取ったことを明らかにしました。
これに対し、今の議会の多数を占める保守強硬派は国民生活が依然改善される兆しがなく、外国の圧力を受けない経済構造を確立するべきだとして、経済政策を主な争点に攻勢を強める構えです。保守強硬派は、ロウハニ政権の下でアメリカとの関係修復が進むことを強く警戒し、反米の徹底を呼びかけていて、選挙の結果がイランの外交政策にどのような影響を及ぼすのか注目されます。